てんぷら(天麩羅)
あまりも有名で、いろいろな説がありすぎてあえてこのコーナーで取り上げてこなかった言葉のひとつ、てんぷら(天麩羅)です。数多くある説でラテン系の言語の影響をを大まかにまとめると・・・
(1)テンポラ témpora (スペイン・イタリア語)
「季節の初めの3日間に祈りと節食をし、その際獣鳥肉を食べず、魚鶏卵を食した=四季の斎日」
(2)テンポラス têmporas(ポルトガル語)
「斎日」
(3)テンプロ templo (スペイン語)
「寺院」(教会料理として食されたいたことからか?)
(4)テンペロ tempero(ポルトガル語)
「調味料・調理」(調味料と料理名を誤認したことからか?)
追加情報
カトリックの四季の初めの断食と祈りの期間(ポルトガル語辞典では一週間、real academia españolaの大辞典には日数は書いてない、長崎の神父さんは3日間と言う)のことで、おそらくキリスト教の古代、中世、近代、現代と言う風に慣習も変化(特に日数の短縮など)したものと思われます。
Temporasの時期になるとバテレン(キリスト教の神父・宣教師)は肉を食べず、代わりに野菜や魚のフライを食べ、揚げ物はテンポラの揚げ物と呼ばれ、後にテンポラだけで呼ばれるようになったものと考えます。語源説が多くなるのはこの時期の言葉の特徴です。徳川時代になり南蛮語が地下にもぐったため、江戸中期になるとポルトガル語との関係が不明になったり、意図的に中国語や大和言葉に語源を求めたり漢字を当てたりしたためだと思われます。
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