チリ(chile)
日本でもすっかりおなじみなったチリソース。このチリ(スペイン語の発音はチレ)とは、中南米原産のトウガラシ(チリペッパー)のことで、メキシコの先住民の言葉、ナワトル語のchilli 「舌を刺す辛さ」がスペイン語に入ってchileと変化し、英語のchili, chilli,chile となっています。南米チリの国名とはつづりは同じでも語源は異なります。
カテゴリー アステカ・ナワトル語, 食べ物・料理
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日本でもすっかりおなじみなったチリソース。このチリ(スペイン語の発音はチレ)とは、中南米原産のトウガラシ(チリペッパー)のことで、メキシコの先住民の言葉、ナワトル語のchilli 「舌を刺す辛さ」がスペイン語に入ってchileと変化し、英語のchili, chilli,chile となっています。南米チリの国名とはつづりは同じでも語源は異なります。
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メキシコ料理の代表的な料理の一つエンチラーダは豆や肉などトルティージャで巻いて、チリソースなどで煮込む料理です。エンチラーダとは中米のスペイン語で「トウガラシで味付けした」という意味。動詞 enchilar「トウガラシで味付けする」に由来すると思われます。なお、この動詞もメキシコなど中米のスペイン語で、スペインではほとんど使われません。
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日本でも比較的知られるようになってきたナチョスnacho(s)は、チリソースやチェダーチーズなどをのせた三角形のトルティージャのことで、北米のアメリカン・スパニッシュとでも言うべき言葉です。ナチョとはスペイン人の名前、Inacio[イグナシオ]の愛称ですが、中南米のスペイン語ñato[ニャト]「鼻ぺちゃの(人)、パグ犬のような鼻の」(スペインのchato[チャト]「鼻ペちゃ」に由来)から来ているとされます。
ジャック・ブラック主演のコメディー映画「ナチョ・リブレ」(自由のナチョ)はイグナシオの愛称から来ていると考えられます。当然、「ルチャ・リブレ」と韻をかけてのものでしょうが。
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スペイン料理と聞いて真っ先に思い浮かぶのがパエリアではないでしょうか? 肉や魚介類、野菜などに米を加えて炊き込んだこのバレンシア地方の料理はスペイン語でパエジャ、パエリャとも発音されますが、もともとはラテン語で「小さななべ、皿」を意味し、「フライパン」の意味でカタルーニャ地方で使われるようになり、それが転じて料理名になったといわれています。ほかにもpara「~のため」+ella「彼女」という2語が合わさって、普段から家事をする女性をいたわる意味で男性が作る男の料理などという面白い説もあります(信憑性には欠けますが)。
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つぶしたアボカドの果肉にタマネギ、トマト、コリアンダー、ハラペーニョ、レモンなどを加えて、いろいろな料理のソースとして使われるワカモレ。トルティージャやチップスにつけたり、肉料理に添えたりとメキシコ料理のさまざまな場面で活躍します。先住民族のナワトル語のauacamolli(auacatl「アボカド」 molli「ソース」)からきています。発音はgの音をはっきりと発音せず、(グァ)ワカモレとなります。
カテゴリー メキシコ, アステカ・ナワトル語, 食べ物・料理
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トルティージャはご存じの通り、スペインと中南米で意味が変わってきます。スペインでは「ジャガイモ入りのかさの高いオムレツ」(スペイン風オムレツ)を意味するのに対して、メキシコなど中南米では「とうもろこしの粉を練って薄く延ばして焼いたもの」で、伝統的な主食です。スペイン語のtorta「(スポンジ)ケーキ、パイ」に縮小辞の-illaがついています。もともとは「ちっちゃなケーキ」といったところだったのでしょうか。なお、メキシコなどではトルタで「サンドイッチ」を意味します。
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代表的なメキシコ料理として比較的なじみ深いチリコンカンですが、もともとは米・テキサス州のメキシコに近い地域が発祥とされます(Wikipediaから)。やわらかく煮込んだ豆に肉、タマネギ、トマト、チリ(トウガラシ)パウダーなどを加えたこの煮込み料理は、実は英語のchili「トウガラシ、チリペッパー」にスペイン語のcon carne「肉と一緒に」が合わさってできた合成語。意味は「肉と一緒のトウガラシ」というところでしょう。
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油で揚げたトルティージャの上にチキン、レタスなどを乗せて食べるメキシコ料理のトスターダス。いろいろなスタイルがあると思いますが、パリパリに揚げたトルティージャがポイント。スペイン語の意味は形容詞で「焼いた」「キツネ色の」という意味。見た目の色合いからこの名前がついたのでしょう。
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バニラアイスクリーム、バニラエッセンス・・・と身近な存在のバニラ。バニラはラン科の多年草草。あの甘い香りの原料となるその実はまるで豆のさやのような形をしています。vainilla「バニラ」はもともとスペイン語の vaina 「(豆の)さや」に縮小辞の-illaがついたもので、スペイン語の意味で「ちっちゃな豆のさや」(そのような意味では使われるませんが)。 スペイン語からフランス語、ドイツ語、17世紀中ごろに英語へ入っているようです。
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18世紀後半にアメリカ・ニューオリンズにスペイン人によってもたらされたといわれる料理のジャンバラヤ。コメにスープやハム、ソーセージ、野菜など加えるこの料理は、スペイン語のjamón「ハム」(またはフランス語のjambon)とpaella「パエリア」がくっついてできた造語といわています 。ルイジアナなどアメリカ南部のクレオール(黒人とヨーロッパ人のの混血)料理の代表格です。
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