fromスペイン語.com 意味と語源

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ビードロ(vidro)

ガラスの異称でよく知られるビードロ。ビードロとは息を吹き込み、ガラスの弾力性を使って音を出す細工で、その音から別名ポッペンとも呼ばれます。室町末期に長崎に渡来したオランダ人が製法を伝えたとされますが(広辞苑から)、その語源はスペイン語と同源のポルトガル語のvidroから由来するもので、その意味は「ガラス」。現代スペイン語ではvidrio[ビドリィオ]が「ガラス」を意味します。余談になりますが、ガラス球のビー玉はビードロの「ビー」からきているという説や、ほかにも不良品を指すB玉という製造会社の用語からきているという説などもあります。

カテゴリー 日本語化, 室町・戦国・江戸時代


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カピタン(capitán, capitáo, kapitein)

江戸時代、長崎・出島におけるオランダ商館長の名称として、また江戸時代のオランダ船などの船長に称された名称のカピタン(甲比丹)。さらに、カピタンによってもたらされた織物も甲比丹織として伝わりました。ポルトガル語のcapitão、 スペイン語のcapitán、あるいはオランダ語のkapiteinに由来すると考えられます。その意味は「船長、艦長、キャプテン」。キャプテンは昔からあった外来語ってことですね。

カテゴリー 歴史, 室町・戦国・江戸時代


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イノンド(eneldo)

イノンドとは、古くから薬草としてヨーロッパ、北アフリカ、アジアと広い地域で栽培されてきた芳香性の高いセリ科一年草。イノンドのほかに、デイルという名前で記憶している人もいるかもしれません。種や葉がハーブやスパイスとして用いられますが、和名のイノンドは江戸時代にスペイン語のeneldo[エネルド]として伝わったり、それがなまったもの。

カテゴリー 室町・戦国・江戸時代, 植物


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スベタ(espeda)

関東ではあまり聞きませんが、関西ではときどき聞く「スベタ」。この「スベタ」とは顔かたちが醜い女性のことで、それをののしる語。スベタとは江戸時代に流行語となったそうですが、もともとは室町~安土桃山時代にカルタの伝来とともに、その札の名前が「スベタ」としてスペイン語と同形同源のポルトガル語から流入。つづりはespedaで「剣」(スペード)の意味。スベタは点数にならない札でつまらない札から、ののしりの言葉として転じたと考えられます。 しかし、素札(すふだ)から「スベタ」に転じたという説もあります。「ズベ公」のズベも一説では「スベタ」から。ちなみにトランプのスペードはこのespedaが英語のspadeとして借用されたもの。

カテゴリー 日本語化, 室町・戦国・江戸時代


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ボーロ/ボウロ(bolo)

「丸ボーロ」「たまごボーロ」「そばボーロ」…このボーロとは形状はさまざま違えども、小麦粉などに卵と砂糖を加えて練り上げ、成型して焼き上げた、16世紀に伝わった南蛮菓子。スペイン語と同源同形のポルトガル語に由来し、その意味は「玉」。 スペイン語では複数形で「ボーリング」の意味でも用いられます。

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カステラ(Castilla)

戦国時代に来日したポルトガル人が伝えたといわれるカステラ。もともとはポルトガル語のpão de Castilla、スペインの「カスティージャ(リャ)王国のパン」の名で伝わったのが、「カステラ」になったといわれています。なお、Castillaとはもともとはラテン語のCastella「砦」の意味から。現代スペイン語でCastillaはスペイン中央部の地方を指すカスティージャ(リャ)地方を指します。

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ピンからキリまで(pinta y cruz)

「ピンからキリまで」とは説明するまでもなく、「最上等から最下等なものまで」の意味。実はこのピンとはスペイン語と同源・同形のポルトガル語pintaが変形したもの。伝わったのはカルタと同時に戦国時代と考えられます。スペイン語の意味は「点」の意味。同じようにカルタやサイコロの「1」の数をピンというのもここから。なお、キリとはやはりスペイン・ポルトガル語のクルスcruz「十字架」の意から転じて、「10」の意味で用いられていたところに由来します(広辞苑から)。

カテゴリー 日本語化, 室町・戦国・江戸時代


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カラメル(caramelo)

砂糖水を茶色くなるまで熱して作られるカラメル。料理などでも使われるこのカラメルは、スペイン語のcaramelo「飴(あめ)、キャンディー、キャラメル」の意味(ポルトガル語も同形同源)。英語のキャラメルももともとはスペイン・ポルトガル語を源にしています。また、語源を同じくする、カルメ(軽目)焼き(カラメルを固めたお菓子)は昔、屋台で見かけましたが、最近はあまり見ませんね。日本にはカステラなどと同時期(戦国時代・安土桃山時代)に伝来したと考えられています。

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バテレン(伴天連)

バテレン(伴天連)とは戦国時代に日本でキリスト教の布教に携わった宣教師たちのことですが、日本史の学習の中で、豊臣秀吉のバテレン追放令ということで記憶している人も多いと思います。バテレンとはスペイン語と同形同源のポルトガル語のpadre「神父」「父親」が日本語に入ったものと言われています。なおPを大文字で書くと「(三位一体の)父である神」のことを指します。

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ジョウロ(jarra)

アラビア語のジャッラ「つぼ、瓶(かめ)」がスペイン語と同源同形のポルトガル語に入り、日本に伝わったとされるジョウロ。スペイン語の意味は「水差し、つぼ 」なのですが、jarroとなるとjarraより口が細く柄が一つしかない水差しを意味します。発音はジャの音ではなく、[ハら]となるので気をつけてください。

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